鬼殺隊の歴史において、水の呼吸は「水柱」が途絶えたことがないと言われるほど、常に隊の中核を担ってきました。その理由は、技の構造が素直で基礎体力づくりに適しており、初心者が最も習得しやすい流派だからです。
作中に登場する代表的な使い手とその練度を検証すると、同じ水の呼吸でも個性や到達点に大きな差異が見られます。
- 鱗滝左近次(前水柱・育手):炭治郎や義勇を育て上げた名伯楽。天狗の面で素顔を隠し、狭霧山で過酷な修行を課す。引退後も現役時代と変わらぬ堅牢な技術を保持している。
- 冨岡義勇(現水柱):水の呼吸を極限まで極め、前述の「拾壱ノ型 凪」を生み出した天才。自らを「水柱にふさわしくない」と卑下する心理的葛藤を抱えながらも、最終決戦まで前線を支え抜いた。
- 竈門炭治郎(主人公):鱗滝のもとで全十型を習得。戦闘中に技同士を組み合わせる柔軟性を見せたが、自身の体質が真に適合していたのは水の呼吸ではなく「日の呼吸(ヒノカミ神楽)」であった。
- 錆兎・真菰(元弟子):鱗滝の教え子。特に錆兎は最終選別において山にいたほとんどの鬼を一人で討伐するほどの突出した才覚を持っていた。
- 村田(一般隊士):炭治郎たちの先輩隊士。水の呼吸の使い手であるが、技のエフェクトが薄すぎて見えないほど威力が微弱であると公式ファンブック等で明かされている。