須磨離宮公園を象徴する花といえば、東西のテラスに囲まれた王侯貴族の名を冠するバラ園です。開園以来、世界各国の王室や著名人にちなんだ品種を収集・育成しており、そのコレクションは関西でも随一の規模を誇ります。
バラの開花シーズンは年に2回訪れます。年ごとの気候変動を反映した最新の見頃目安は以下の通りです。
- 春バラ(見頃:5月中旬〜6月上旬):大輪の花が一斉に咲き乱れ、園内全体が華やかな香りに包まれるハイシーズン。噴水の水しぶきと鮮やかな色彩のコントラストが圧巻です。
- 秋バラ(見頃:10月中旬〜11月下旬):春に比べて花数はやや控えめながら、秋の澄んだ空気の中で花色が深く冴えわたり、芳醇な香りが長く持続します。
本園から連絡橋「汐見橋」を渡った東側の植物園エリアも見逃せません。かつての実業家・岡崎藤吉邸の跡地を整備したこのエリアには、熱帯・亜熱帯植物や珍しい観葉植物を年中鑑賞できる観賞温室が設置されています。
さらに、11月中旬から下旬にかけて開催される「もみじ観賞会」の期間中には、約600本のもみじが赤や黄に染まる「もみじ道」周辺で夜間ライトアップが実施されます。昼間の開放的な洋風庭園とは一変し、漆黒の夜空に浮かび上がる幻想的な和の紅葉美を堪能できます。