かつて寿司屋を探すといえば、専門のグルメ雑誌をめくるか、知人の口コミに頼るのが常だった。しかし現在、消費者の行動様式は一変している。街角で急に上質な寿司が食べたくなった時、頼りになるのはリアルタイムのデータだ。
現在地からの距離、営業状況、さらには席の空き状況までを即座に網羅するGoogle マップは、現代人の外食選びにおいて欠かせないインフラとなった。また、日本独自の詳細なユーザーレビューや写真が集積する食べログなどのプラットフォームは、ネタのクオリティや店の雰囲気を事前に把握する強力な判断材料となっている。だが、画面上の数字だけに依存しすぎると、真の「名店」を見落とす危険性も孕んでいる。