「皮脂やベタつきが気になるから」と、1日に3回も4回も洗顔料を使って洗っていませんか。実は洗顔のやりすぎによる肌荒れは、スキンケア初心者が最も陥りやすい落とし穴の一つです。
肌の最外層にある角層には、角層細胞どうしの隙間を埋める細胞間脂質(セラミドなど)や天然保湿因子(NMF)が存在し、肌の水分を保つ「バリア機能」を形成しています。過度な洗顔を繰り返すと、不要な汚れだけでなく、肌を守るために必要な潤い成分や皮脂膜まで根こそぎ洗い流してしまいます。
その結果、肌は水分を保持できなくなり、乾燥を防ごうとして過剰に皮脂を分泌する「インナードライ」状態に陥ります。さらに、ニキビ肌を洗顔で洗いすぎると、アクネ菌への抵抗力が低下し、炎症性ニキビの悪化や長期化を招くという本末転倒な事態を引き起こします。