1979年に放送が開始された『西部警察 PART-I』。その中で加納竜が演じた桐生一馬刑事(通称・リュウ)は、ニヒルさと熱血さを兼ね備えた魅力的なキャラクターとして爆発的な人気を博した。甘いマスクでありながら、激しい追跡劇や身体を張ったスタントを泥臭くこなす姿は、視聴者を瞬く間に虜にしたのだった。
当時の警察ドラマといえば、人情味や事件解決のロジックに重きを置く作品が主流だった。しかし本作は違った。装甲車が街中を走り、ヘリコプターからの銃撃戦が展開される。加納竜のシャープなアクションは、まさに作品全体のスピード感を牽引するエンジンそのものだったのだ。