1983年にリリースされたデビューアルバム『十七歳の地図』は、日本のJ-ロックシーンの常識を根底から覆した。当時のニューミュージックや歌謡曲が主流だった音楽市場において、生々しい叫びと美しいメロディを融合させたサウンドは異彩を放っていた。彼の歌声は、大人が作り上げた既成概念に対する強烈なアンチテーゼであり、同世代の若者たちにとっては救いそのものだった。
この作品に収められた10曲の楽曲は、どれも一過性のブームに終わらない強度を持っている。都市の闇や青春の痛みを切り取ったリアリティ溢れる描写は、40年以上が経過した現在でもまったく古びていない。日本のロック史における金字塔として、今なお多くのミュージシャンに多大な影響を与え続けている。