池松壮亮の表現者としての根底には、福岡で過ごした少年時代の環境と、互いをリスペクトし合う家族の存在が色濃く反映されています。家族構成は、父、母、姉、本人、妹、弟の6人家族(4人姉弟)。温かくも自立心を重んじる家庭で育ちました。
とりわけ有名なのが、2歳年上の実姉である池松日佳瑠(ひかる)の存在です。彼女もまた、幼少期に劇団四季の『ライオン・キング』でヤングナラ役を演じた経験を持ち、東京音楽大学の声楽科を卒業後、劇団四季に正式入団。『オペラ座の怪人』でヒロインのクリスティーヌ役を務めるなど、ミュージカル界の第一線で活躍した本物の実力派舞台女優です。
池松壮亮がそもそも『ライオン・キング』のオーディションを受けたきっかけも、姉の日佳瑠が受ける際、両親から「一緒に受けてみたら?」と背中を押されたことでした。幼少期から姉の背中を追い、表現することの厳しさと楽しさを身近で見てきたことが、彼のプロ意識を育てる大きな土台となったのです。現在も姉弟仲は非常に良く、互いの舞台や映画を観劇し、忌憚のない意見を交わし合う関係であることがメディアのインタビューでも語られています。