電子書籍の印税率は最大70%?紙との比較や副業のリアルを徹底解説

電子書籍の印税率は最大70%?紙との比較や副業のリアルを徹底解説

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実際に電子書籍を出版した際、印税収入はどのように算出されるのでしょうか。電子書籍印税の計算方法には、大きく分けて「販売による印税」と「読み放題サービス(Kindle Unlimited)による分配金」の2種類があります。

1. 単品購入時の印税計算式(70%プランの場合)

KDPで70%ロイヤリティを選択した場合の計算式は次の通りです。

【計算式】印税 = (販売価格 - 配信コスト) × 70%

ここで重要なのが「配信コスト」の存在です。Amazonでは70%プランを適用する場合、電子書籍のファイルサイズ1MBあたり1円(日本円設定時)のデータ配信コストが販売価格から差し引かれます。例えば、ファイルサイズが2MB、販売価格が800円の本が1冊売れた場合の計算は以下のようになります。

(800円 - 2円) × 70% = 約558円(1冊あたりの印税)

なお、70%プランを適用するには「販売価格を250円〜1,250円に設定する」「Amazon独占販売(KDPセレクト)に登録する」という2大条件を満たす必要があります。この条件から外れる場合は通常の35%プラン(配信コスト差し引きなし)が適用されます。

2. Kindle Unlimitedによる既読ページ計算式

個人出版の収益を支えるもう一つの柱が、定額読み放題サービス「Kindle Unlimited」経由の閲覧です。ユーザーがダウンロードして読んだページ数に応じて「KDPセレクトグローバル基金」からロイヤリティが分配されます。

【計算式】分配金 = 読まれた総ページ数(KENP) × KindleUnlimited既読ページ単価

このKindleUnlimited既読ページ単価は、全世界の基金総額と総既読ページ数によって毎月変動しますが、概ね1ページあたり約0.45円〜0.55円の間で推移しています。例えば、300ページのビジネス書が出版され、月間で合計5万ページ読まれた場合の収益は以下の通りです。

50,000ページ × 約0.5円 = 約25,000円

購入のハードルが高い無名著者の本であっても、読み放題会員であれば気軽に読まれるため、個人出版における総収益の6〜8割をこのページ単価による分配金が占めるケースも珍しくありません。

井上 凛
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井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。