高校野球を引退した開成球児たちは、その後どのような道を歩んだのでしょうか。彼らの「その後」の軌跡もまた、この実話の持つ大きな魅力の一つです。
高校3年生の7月に東東京大会を戦い終えたナインの多くは、すぐさま受験モードへとシフト。その結果、当時の主力メンバーの大半が東京大学へ現役または一浪で合格を果たしました。中には東大進学後に東京六大学野球の舞台へと進み、神宮球場で早稲田や慶應の強力打線と対峙した選手も存在します。
現在、当時の部員たちは社会の中核を担う年代となり、医師、弁護士、霞が関の官僚、外資系コンサルティングファームのパートナー、大学の研究者、急成長IT企業の創業者など、国内外の第一線で目覚ましい活躍を続けています。彼らはインタビュー等で異口同音に語っています。
「開成野球部で学んだ『自分の弱点を受け入れ、勝てる確率の高い一点に全リソースを集中させる思考法』は、受験勉強はもちろん、ビジネスや研究の現場における課題解決そのものだった」