業界を牽引する大手プロダクションも無傷ではいられない。ホロライブプロダクションを運営するカバー株式会社や、にじさんじを展開するANYCOLOR株式会社といった上場企業にとって、IP(知的財産)の法規遵守は経営の最優先事項だ。
過去には、配信中のゲーム実況や使用楽曲、アバター衣装デザインを巡り、著作権法上の懸念から動画が非公開化されたり、公式な謝罪を余儀なくされる事例が相次いだ。両社をはじめとする大手は、権利者との包括的許諾契約の締結やコンプライアンス体制の劇的な強化に乗り出している。しかし、膨大な数の所属ライバーが日々生み出すコンテンツのすべてをリアルタイムで監視することは、物理的にも困難を極める。