大手美容皮膚科やプライベートクリニックのカウンセリング現場を取材すると、受診者の約7割以上が「自身のVIOの黒ずみ」に強い不安を抱えて来院していることが分かります。しかし、医師や現場の看護師が一様に口を揃えるのは、「デリケートゾーンに色素沈着が存在するのは成人として極めて自然な生理現象であり、黒ずみそのものを理由に照射を拒絶することは基本的にない」という事実です。
では、なぜネット掲示板や知恵袋などで「照射を断られた」という体験談が散見されるのでしょうか。現場で線引きされている脱毛照射不可の基準を整理すると、単なる色の濃淡ではなく、明確な皮膚病理学的リスクが存在することが判明しました。
施術が見送られる主なケースは以下の4点に集約されます。
第一に、下着の擦れやナプキンかぶれによる活動性の強い急性皮膚炎が生じている場合です。赤行・痒み・ただれを伴う部位にレーザーを当てると、熱破壊作用によって組織損傷が加速するため、皮膚科医の判断で一時的にスキップされます。第二に、直近の過度な日焼けや、皮下出血・傷口が残っているケース。第三に、性器ヘルペスなどの感染症病変が疑われる場合です。そして第四に、肌の色が極限まで濃く、旧来の単一波長レーザーでは熱傷を不可避と判断される稀なケースに限られます。
現場の看護師は取材に対し、「私たちは毎日数多くの患者様を診ており、黒ずみを恥じる必要は一切ありません。毛と皮膚のコントラストを見極め、適切な出力調整を行うのが医療従事者の技術です」と断言します。つまり、健康な皮膚状態であれば、色素沈着があること自体で門前払いされる心配は無用です。