胃の粘膜に炎症やポリープ、潰瘍などの病変が見つかり、組織をつまんで詳しく調べる「生検(せいけん)」を行った場合は、通常の観察のみの検査よりも慎重な対応が求められます。
生検では専用の極小鉗子(かんし)で胃の粘膜を削り取っているため、胃壁にはごく小さな傷ができています。通常は自然に止血しますが、胃酸の過剰分泌や血流の急激な増加が起きると、傷口から再出血を起こす恐れがあります。そのため、生検後の食事制限は次のようなルールが一般的です。
食事の再開は、検査終了から2時間以上あける必要があります。空腹を感じていても、傷口を休ませるために十分な待機時間を確保しなければなりません。また、当日は胃に過度な負担をかけないよう、食事量を普段の6〜7分目程度に抑え、よく噛んでゆっくり食べることが推奨されます。