うんこは英語で何と言う?ネイティブが使う表現と下品度の徹底比較

うんこは英語で何と言う?ネイティブが使う表現と下品度の徹底比較

うんこは英語で何と言う?ネイティブが使う表現と下品度の徹底比較の具体的な内容に迫る! 専門的な視点でご紹介しています。

英語の「うんこ」表現の下品度は、単なる言葉の響きではなく、歴史的な語源と社会的なタブー意識に根ざしている。古英語に遡ると、排泄を表す言葉はゲルマン系の語彙とラテン系の語彙が混在していた。ラテン語由来のfecesやstoolは学術・医療の文脈で発達し、中性で客観的な響きを持つに至った。一方、shitは古英語の「scitan」(排泄する)に由来し、長い歴史の中で罵倒語としての地位を確立した。

言語学者の間で興味深いのは、poopの語源である。諸説あるが、17世紀の英語で「poupen」という言葉が「おならをする」を意味していたという記録が残る。これが次第に排泄全般を指すようになり、19世紀のアメリカで子供向けの婉曲表現として定着した。つまり、poopはもともと「下品な言葉を避けるための子供向け代替語」として生まれたのである。だからこそ、大人が使っても下品にならず、かつ親しみやすい響きを持つ。

一方で、shitが放送禁止用語として強く規制されるようになったのは、20世紀の放送倫理の確立以降である。アメリカの連邦通信委員会(FCC)は、1970年代からshitを「indecent(わいせつ)」に分類し、テレビ・ラジオでの使用に制限を課してきた。この規制が、shitの社会的な下品度をさらに押し上げる結果となった。2026年現在でも、地上波放送でshitをそのまま流すことは原則としてできない。

日本語の「うんこ」も、もともとは「うん」+「こ」という幼児語由来であり、英語のpoopと似た成立過程を辿っている。ただし、日本語では「うんこ」と「うんち」の使い分けが曖昧になりつつあるのに対し、英語ではpoop(米)とpoo(英)の地域差が明確に残っている点が対照的だ。

伊藤 翔太
Author

伊藤 翔太

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。