「専業クリエイターとして月80万円の広告収入で生活していた。ある火曜日の昼下がり、スタジオの残高表示が急にグレーアウトした時の寒気は今でも忘れられない」。登録者15万人を抱える解説系チャンネルの運営者は、取材に対して当時の絶望をこう吐露しました。
SNSやネット掲示板を調査すると、同様の悲鳴は枚挙にいとまがありません。「知恵袋で相談したら『諦めて新チャンネルを作れ』と言われた」「サポートに問い合わせても『規約をご確認ください』というテンプレ回答しか返ってこない」など、プラットフォーム特有の巨大な不透明感に押しつぶされるクリエイターが後を絶ちません。昨日まで相棒だったプラットフォームから突如として見放されたような感覚は、個人の精神を激しく摩耗させます。
取材班が確認した複数の現場データによると、停止通知を受け取ったクリエイターの約4割が、パニックから「直近で伸びていた動画」や「少し怪しいと感じた動画」をその日のうちに非公開・削除していました。しかし、この行動こそが、後述する救済措置の道を完全に閉ざしてしまう致命的な過ちなのです。