隠し仕掛けの舞台は、検索エンジンだけにとどまらない。同社のウェブブラウザであるGoogle Chromeにも、世界で最もプレイされていると言っても過言ではない有名な仕掛けが存在する。オフライン時にネットワークエラー画面に現れる、あの「恐竜(Dino)」だ。スペースキーを押した瞬間、無機質なエラー画面は障害物を飛び越えるエンドレスランゲームへと早変わりする。
この恐竜ゲームは、単なるオフライン時の暇つぶしにとどまらず、最先端のHTML5やJavaScript技術の実験場としての役割も果たしてきた。最新のブラウザ環境では、オンライン状態であっても特定のURL(chrome://dino)を入力することでいつでもプレイが可能だ。接続障害というユーザーのストレスを、一瞬にしてエンターテインメントへと変換するUX(ユーザー体験)の勝利と言える。