失意の底にあった彼女を支え続けたのが、夫で漫画家の清野とおると、長年連れ添った所属事務所フィットプロモーションの存在だ。
夫婦間の絶妙な距離感を保つ「通い婚」のスタイルは一時期世間の注目を集めたが、療養期間中においてはこのスタイルが絶大なプライベート空間を生み出し、彼女の心を安らげるシェルターとなった。清野は妻の異変にいち早く気づき、無理に前を向かせようとせず静かに寄り添い続けた。また、事務所側も目先の利益やスケジュール消化を優先せず、彼女の回復を最優先にした柔軟なバックアップ体制を構築。焦りを与えない周囲の深い理解が、彼女を暗闇から救い出す大きな力となった。