海外からの関心も高い北アルプスエリアでは、環境負荷の低減を真ん中に置いた持続可能な山岳観光のモデルが構築されつつある。白馬村をはじめとするスキーリゾートでは、ゲレンデ設備や宿泊施設の再生可能エネルギーシフトが本格化し、環境配慮型リゾートとしての国際的な評価を高めている。
山旅のスタイルにも変化が現れている。「自然を消費する」のではなく「自然を守りながら楽しむ」という意識が旅行者の間にも広く共有され始めた。プラスチックごみの完全持ち帰りは当然のこと、トレイルの保全活動に参加するボランティア付きツアーが即完売するなど、地域環境への還元を目指す旅の形が確実に広がりを見せている。