拓殖大学のルーツは1900年に総理大臣・桂太郎によって創立された「台湾協会学校」に遡る。国際社会で活躍できる実用的な人材の育成を旗印に掲げ、一貫して現場主義を貫いてきた。学長や理事長を歴任した渡辺利夫氏をはじめとする知的リーダーシップのもと、アジアをはじめとする世界各地とのネットワークを深めてきた歴史がある。
激変する私立大学業界において、同校は独自の国際教育と実学重視のカリキュラムを前面に出すことで差別化を図ってきた。しかし、高等教育産業全体が直面する定員割れの波や受験生の安全志向は、中堅私大の入試構造をダイナミックに変えつつある。