一見すると完全無欠に見えた超17号ですが、そこには勝敗を分ける致命的な弱点が存在していました。それは「エネルギーを吸収している最中は、両手を前方に突き出して全身を静止させるポーズをとるため、肉弾戦に対する防御が完全にゼロになる」という構造上の欠陥です。
いかなる強力な気弾でも吸収可能である反面、吸収中は身体を動かすことができず、物理攻撃に対して無防備な状態を晒してしまいます。この弱点を見抜いたのが、かつて弟である17号と行動を共にし、その特性を熟知していた人造人間18号でした。
加えて、完全なマシンドールへと改造されたはずの超17号の内面には、オリジナルの17号が持つ「人間としての心」が微かに残っていました。愛する夫クリリンを奪われた18号が立ちはだかった際、超17号は自らの手で実の姉を消し去ることを拒むかのように葛藤し、あえて弱点である吸収ポーズを維持し続けたのです。