彼の一連のアクションが日本の地方自治にもたらした最大の功績は、硬直化した選挙戦と議会運営に「問い」を突きつけた点にある。投票率の低迷が叫ばれて久しい中、若者や無党派層をいかに政治の場へ引き込むかという永遠の課題に対し、彼は身をもって一つの解答を示した。
一方で、パフォーマンス先行の政治手法に対する懸念や、議員としての資質・倫理観を問う声が絶えなかったことも事実だ。政治とはパフォーマンスなのか、それとも実務能力なのか。彼が存在すること自体が、有権者一人ひとりに対して「政治家に何を求めるのか」という根本的な問いを突きつける結果となった。