今大会で際立っているのが、トップでの「タメ」の再設計とバックスイングの軌道修正だ。昨シーズン後半から取り組んできたスイング改造が、ここにきて完全に肉体とシンクロし始めている。トップの位置で一瞬の静寂を生み出す彼特有のスタイルを残しつつ、下半身の主導による切り返しがよりスムーズになった。
データ分析によれば、ボールスピードとミート率の安定感はツアー屈指の数値を記録。怪我との闘いを乗り越え、肉体改造と技術革新を両立させたプロセスは圧巻だ。PGAツアー通算勝利数をさらに更新する勢いを見せるその姿は、日本ゴルフ協会の若手育成プログラムにとっても最高のバイブルとなっている。