シリーズの歴史を振り返ると、大きく3つのフェーズに分けることができます。初期(1作〜7作)は、ミステリーとしての完成度が極めて高く、どこか哀愁漂うクラシックな雰囲気が魅力です。『ベイカー街の亡霊』などは、今なおSFと本格ミステリーの融合として最高傑作に挙げる声が絶えません。
中期(8作〜15作)は、スカイアクションや巨大建造物の崩壊など、パニック映画としてのスケール感が一気に増した時代。そして後期(16作以降)は、安室透や赤井秀一といった「大人の魅力」を持つキャラクターたちが物語を牽引し、女性層や大人のアニメファンを完全に取り込みました。どの時代にも独自のカラーがあり、ファンの間で「どの作品が一番か」という議論が決して終わらない理由がここにあります。