タイトルの最後につく「だとか」という言葉。ここに、この曲の最大の心理的トリックが隠されています。「愛を伝えたい」と言い切ってしまえば、それは告白になり、相手からの明確なイエスかノーかの返答を迫ることになります。しかし「〜だとか」と濁すことで、主人公は「別にそんな大げさなことじゃないんだけどね」という逃げ道を作っているのです。
この繊細な心の揺れ動きが、サビのキャッチーなメロディに乗せて何度も繰り返されます。言葉では予防線を張りながらも、メロディはエモーショナルに高まっていく。その音楽的なダイナミズムが、聴き手の胸を締め付けます。