日中のケアに加え、1日の約3分の1を占める睡眠姿勢の最適化も欠かせません。横向き寝の習慣がある人は、下側の肩に体重がかかり内旋しやすいため注意が必要です。横向きで寝る際は、抱き枕を抱えて上側の腕が前に倒れ込まない工夫をすると肩への負担を大幅に減らせます。
また、枕の高さ調整も重要です。高すぎる枕は頸椎を前屈させ、巻き肩を促進させてしまいます。仰向け時に首の隙間を自然に埋め、視線が真上よりやや足元側を向く高さが理想的です。
市販の姿勢矯正ベルトやサポーターは、正しい位置を身体に覚えさせる「意識付け」としては有効ですが、頼りすぎると自前の筋力が低下するリスクがあります。装着は1日1〜2時間にとどめ、ストレッチと併用するのが賢い選択です。セルフケアで改善が見られない強固な歪みに対しては、専門の整体や整骨院で胸郭・骨盤の連動性を整えてもらうアプローチも確実な近道となります。