松本龍氏の騒動は、政治家とメディアの関係、そして災害時におけるリーダーシップのあり方に大きな教訓を残しました。
第一に、「密室のオフレコ」が通用しなくなったデジタル・情報化社会の到来を象徴していました。地方局が忖度なく真実を放映し、ネット世論がそれを増幅して大臣を更迭へと追い込んだプロセスは、その後の政治報道の透明性を一気に高める契機となりました。
第二に、被災自治体に対する「上から目線」の支援姿勢が完全な拒絶反応を生むことを示しました。国と地方は主従関係ではなく対等なパートナーであるべきという原則が、この辞任劇を通じて改めて全国に再認識されたのです。