ハンターハンター歴代の歌・主題歌を徹底解説!新旧アニメ神曲の理由と全一覧

ハンターハンター歴代の歌・主題歌を徹底解説!新旧アニメ神曲の理由と全一覧

ハンターハンター歴代の歌・主題歌を徹底解説!新旧アニメ神曲の理由と全一覧の見逃せないポイントを一挙に解説しました。

アニメ『HUNTER×HUNTER』の楽曲史を語る上で外せないのが、新アニメ版において全148話を通じてオープニングテーマを変更しなかったという極めて異例の決断です。

日本テレビ系アニメにおいて、4クールを超える長期作品で同一の主題歌を貫いたケースは極めて稀です。小野正利氏の驚異的な4オクターブのハイトーンボイスが響く「departure!」(作詞:羽場仁志、作曲:羽場仁志、編曲:清水武仁)は、物語がどれほど凄惨で過酷な局面へ突入しようとも、冒頭で必ず「未知の世界へ踏み出す少年の冒険心」へと視聴者の意識を引き戻すアンカー(錨)の役目を果たしました。過酷なキメラアント編の最中であっても、このイントロが流れることで「これはゴンの長い旅路の一幕である」という原点を提示し続けたのです。

一方、エンディングにおいて物語の深化を極限まで押し広げたのが、フォークデュオ「ゆず」と音楽プロデューサー・ヒャダイン(前山田健一)氏のタッグによる楽曲群です。「REASON」および「表裏一体」は、単なるタイアップの枠を完全に超越していました。ゆずの北川悠仁氏、岩沢厚治氏、そしてヒャダイン氏の3名が原作を徹底的に読み込み、作品の世界観と自身の作家性をギリギリまで衝突させて共作した事実が当時の音楽専門誌のインタビュー等でも語られています。

疾走するストリングスと変則的なコード進行、そして「朝を貪り 夜を吐き出し 奇跡は起こらない」というアイロニカルな歌詞は、キメラアント編で描かれた「人間と生物の生存競争」「光と闇の逆転」というテーマと寸分違わずシンクロしました。また、新アニメ初期のEDを飾ったFear, and Loathing in Las Vegasの「Just Awake」は、当時のアニメソング界にスクリーモ/エレクトロニコアの強烈なインパクトを叩き込み、少年漫画のアニメ化とは思えないソリッドな異質感で視聴者を圧倒しました。

佐藤 大輔
Author

佐藤 大輔

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。