普段スマートフォンのキーボードで入力する全角スペースや半角スペース(U+0020やU+3000)は、多くのウェブサービスやSNSアプリのプログラムによって「不要な空欄」とみなされ、送信時に自動削除(トリミング)される仕様になっている。名前欄に普通のスペースだけを入力して保存しようとしても、「名前を入力してください」とエラーが出るのはこのためだ。
ここで登場するのが、システム側に「文字として認識されるが、画面上には何も表示されない」特殊なUnicode文字群である。代表的なものとして以下のようなコードが存在する。
・ハングル補完文字(U+3164):韓国語の文字コード枠に存在する空白透過文字。SNSの「名無し」設定で最も多用される。
・点字空白(U+2800):点字パターンの中で全点がオフになっている状態の文字。
・ゼロ幅スペース(U+200B):幅がまったく存在しない制御用文字。
これらのコードをコピーして貼り付けることで、システムのバリデーション(入力チェック)を通過させつつ、人間の目には完全な透明に見せる技法が成立する。