テキスト主体のデジタルコミュニケーションでは、些細な言葉の綾が誤解や摩擦を生みやすい傾向があります。トゲのある言葉や過度な正論が飛び交いやすいSNS環境において、「ははは、こやつめ」というフレーズが持つ圧倒的な「全肯定感」と「脱力感」は、一種の緩衝材として機能しています。
相手を否定せず、かといって過度にへりくだることもなく、お互いの関係性を「仲が良いからこその戯れ」へと瞬時に変換する力。この優れたコミュニケーション機能こそが、ネットミームとしての流行に留まらず、長きにわたり愛され続ける本質的な理由と言えます。