かつて日本のエンターテインメント界において、複数のルーツを持つクリエイターは時に好奇の目で見られたり、ステレオタイプな枠にはめられがちだった。しかし、彼女はその風潮に対して常に直言し、己の生き様で異論を跳ね返してきた。ネット上で時に巻き起こるルーツに対する不当な雑音に対しても、逃げ隠れすることなく堂々と自己の尊厳を主張してきた姿勢は記憶に新しい。
「自分が何人であるか」という問いに対して、彼女が出した答えは「私は私であり、世界市民である」というシンプルな真理だ。そのブレない軸があるからこそ、パリやニューヨーク、東京を股にかけたハイブランドのグローバルアンバサダーや、持続可能な社会を目指すクリエイティブ活動においても、嘘のない言葉が響くのだ。