手紙やビジネス文書の三つ折りには、長年受け継がれてきた明確な基本構造が存在します。最も標準的な「縦書き便箋」および「ビジネス用の横書き書類」における手順を整理します。
三つ折りの基本は、「下側を先に折り、上側を後から折る」という2ステップです。便箋を机の上に広げた状態から、以下の手順で進めます。
1. 便箋の表面(文字が書かれている面)を上に向け、まず下から1/3のラインを内側(上方向)へ折り上げます。
2. 次に、残った上から1/3のラインを内側(下方向)へ折り下げます。
3. 折り目がズレないよう指の腹でしっかり押さえ、綺麗な長方形に整えます。
この折り順にする最大の理由は、「手紙を開いたとき、最初に頭語や時候の挨拶(書き出し部分)が目に飛び込んでくる」ようにするためです。上側を先に折ってしまうと、開封時に手紙の末尾(署名や結語)から開くことになり、受け手に余計な反転の手間を取らせてしまいます。
横書きのビジネス文書(A4サイズの送付状や添え状など)の場合も基本構造は同一です。文書の上部(発信日や宛名・タイトルがある側)が最後に上へ重なるよう、下1/3→上1/3の順で折り込みます。