世界で最も売れたコミックシリーズとして燦然と輝くのが、尾田栄一郎氏が手掛ける『ONE PIECE』です。本作が最初にギネス世界記録に認定されたのは2015年6月のこと。「最も多く発行された単一作者によるコミックシリーズ」として、当時の累計発行部数3億2086万6000部(2014年12月時点)が世界一と認められました。
この快挙は一度きりの栄誉にとどまりません。2026年7月には、コミックス102巻発売時点で全世界累計発行部数が5億1656万6000部を突破。自らが保持していたギネス記録を大幅に塗り替える公式アップデートを果たしました。単一の作家が一貫してストーリーと作画を紡ぎ続け、5億部という天文学的な数値を達成した事例は世界の出版史を見渡しても他に類を見ません。
記録更新の背景には、緻密に張り巡らされた伏線の回収と、世代や国境を越えて読者を惹きつける王道のドラマ性があります。海外翻訳版の流通網拡大やデジタル配信、さらにはNetflix実写版の世界的大ヒットが起爆剤となり、連載最終章に突入した現在も読者層を拡大し続けています。