数年前、人生の大きな転換点とも言える深刻な病魔に直面した神野三枝。突然の病の発覚と入院生活は、長年マイクの前で元気を届けてきた彼女にとっても、過酷を極める試練であった。闘病中は公の場から一時離れざるを得ず、回復を願うファンからは心配と祈りの声援が寄せられ続けた。
しかし、彼女は決して希望を捨てなかった。辛い治療やリハビリの過程をひとつずつ耐え抜き、驚くべき生命力と意志の強さでメディアへの復帰を果たした。病を経験したからこそ得られた生への深い味わいや眼差しは、現在の彼女の言葉にこれまでにない深みと優しさを与えている。復帰の裏にあったのは、苦難の渦中でも「再び自分の言葉でリスナーに想いを届けたい」と願い続けた強い執念だった。