数字や統計の裏側に隠れた街の魅力を探るべく、地域密着ジャーナリズムの視線で路地裏を歩くと、地元住民に愛され続ける温かなスポットが次々と顔を出す。大手グルメサイトには大きく載らない隠れ家的な自家焙煎珈琲店や、職人気質の店主が焼き上げる天然酵母パンのベーカリーが、住宅街の一角にひっそりと佇んでいる。
近隣の住民が散歩の途中に挨拶を交わし、ベンチで近況を語り合う小さな児童公園や、四季の移ろいを告げる街路樹の並木道。巨大なショッピングモールにはない、人と人との体温が感じられる日常の拠点が存在することこそが、篠原本町で暮らすことの真の贅沢といえる。