山上徹也の自衛隊時代を振り返ると、彼が過ごした海上自衛隊での3年間は、特殊な戦闘技術を身につけた「暗殺者の養成期間」などではなく、困窮する家庭から抜け出そうともがき、挫折した青年の苦闘の時期であったことが分かります。
確かに、小銃に触れ火薬を身近に知った経験は、後年の手製銃製造に対する心理的な障壁を低くした遠因にはなったかもしれません。しかし、本質的な凶行の引き金は、退職後の17年間に及ぶ社会的孤立、宗教問題によって家庭を破壊された恨み、そして誰にも助けを求められなかった精神的断絶にありました。
「元自衛官」というセンセーショナルな肩書きだけに目を奪われることなく、背景にある家族問題、孤立支援の不備、危険なネット情報の拡散という社会全体の複合的なリスクに目を向けることこそが、事件の真の総括につながるはずです。 (出典: 山上徹也 自衛隊(Yahoo!ニュース))
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