Q1:名言の「続きの言葉」は後世の創作という説もありますが、真相はどうなのですか?
A1:冒頭の「人は動かじ」が山本五十六本人の書や当時の証言として最も確実視されている一方、後半の「人は育たず」「人は実らず」は、山本が長岡や航空隊時代に語った訓話を部下や有志が編纂・整理して伝承したとする見解が有力です。厳密な真贋論争はあるものの、山本が実践していた指導理念の核心を的確に言語化したものとして、山本五十六記念館をはじめ広く公認されています。
Q2:部下を「ほめる」のが苦手な場合、現場でどう実践すればよいでしょうか?
A2:無理に大袈裟なお世辞を口にする必要はありません。山本五十六が最終節で「感謝で見守って」と説いた通り、重要なのは結果への評価ではなく「行動への承認と感謝」です。「期日通りに提出してくれて助かった」「前回の課題を修正して挑戦したね」といった事実の認知(アクノレッジメント)を伝えるだけで、部下の承認欲求と内発的動機は十分に満たされます。
Q3:リモートワークや分散型の環境でも「やってみせ」は通用しますか?
A3:十分に通用します。対面での作業が難しくても、オンライン会議での画面共有による操作実演、思考プロセスをドキュメントやチャットで可視化して共有することが現代の「やってみせ・言って聞かせて」に該当します。物理的に隣にいなくとも、プロセスを見守り即座にチャットで感謝を伝えることで、強固な信頼関係を構築可能です。