「最初はトラブルだらけになるのではないかと危惧していました」と語るのは、渋谷拠点の運営に関わる都市計画家の佐藤健太郎氏(38)だ。「しかし、蓋を開けてみれば逆でした。ルールで縛るのをやめた途端、利用者同士で自然発生的な『見守り』の意識が芽生えたのです」。
夜間の清掃や備品の修繕、さらには夜間の防犯パトロールに至るまで、その多くが利用者のボランティア有志によって自主的に行われている。行政が手厚い予算を投じて維持・管理してきた従来の公園行政に対し、市民の自主性を全面に打ち出したこのモデルは、都市政策の専門家からも熱い注目を浴びている。