SNSや動画共有サイトの普及に伴い、ノリスケの過去の言動が「クズ行動」としてクローズアップされる機会が増えた。カツオやワカメの取っておいたアイスを勝手に食べつくす事件や、タクシー代を波平に支払わせるちゃっかりしたエピソードなどは、現代の倫理観から見れば冷や冷やさせられるシーンも少なくない。
しかし、彼がこれほどまでに懐に飛び込めるのは、磯野家との間に圧倒的な信頼関係と甘えが成立しているからに他ならない。一見すると身勝手な無心に見える立ち振る舞いも、殺伐とした現代社会における「図々しくも憎めない愛嬌」の象徴として描かれている。相手の懐に一切の躊躇なく飛び込むメンタルは、ビジネスの現場でも強力な武器となっているに違いない。