「週刊ご意見番」の礎を築いたのは、間違いなく張本勲氏の存在だ。彼の歯に衣着せぬ発言と愛ある喝は、昭和・平成のスポーツ解説における象徴的なスタイルであった。長年にわたり司会を務めた関口宏氏との絶妙な掛け合いは、日曜朝の風物詩として定着し、多くの伝説的シーンを生み出してきた。
関口宏氏が温かみと絶妙な間合いで番組のトーンをコントロールしていた時代から、番組は時代とともに変化を遂げてきた。張本氏が退いた後も、彼が遺した「アスリートへの情熱」という芯はブレていない。往年のファンを唸らせる伝統的な美学を守りつつも、多様な競技や新世代のアスリートに寄り添う柔軟な論調へと進化を遂げている。