国道136号線を南下すると突如として現れる巨大な看板と賑やかな駐車場。三島の「伊豆・村の駅」を訪れた者がまず圧倒されるのは、施設全体に充満する圧倒的なエネルギーです。年間を通して観光客はもちろん、舌の肥えた地元住民のリピーターが絶え間なく押し寄せる背景には、綿密に計算された「食のエンターテインメント性」があります。
第一の強みは、「専門特化型ショップの集合体」という独自構造です。広大なフロアには、箱根山麓の恵みを受けた新鮮な三島野菜が並ぶ直売エリアを中心に、たまご料理専門店、海鮮丼専門店、ご当地バーガー、ベーカリーなどが軒を連ねます。一般的な道の駅にありがちな「広く浅い品揃え」とは一線を画し、各ジャンルが全国区レベルのクオリティを追求している点が利用者の心を掴んでいます。
さらに、単に買い物や食事をするだけでなく「体験して楽しむ」仕掛けが随所に散りばめられている点も見逃せません。UFOキャッチャーで本物の生しいたけを狙うアトラクションや、職人が目の前で魅せる演出など、SNS時代にマッチしたライブ感が口コミを呼び、新たなファンを呼び寄せる好循環を生み出しています。