Q1:市販のロキソニンやイブなどの鎮痛剤が全く効かないのはなぜですか?
A1:一般的な市販鎮痛剤は、炎症によって生じるプロスタグランジンを抑える薬です。三叉神経痛は炎症ではなく、神経線維自体の物理的圧迫による電気信号のショート(神経因性疼痛)であるため、通常の消炎鎮痛剤では痛みの伝達を遮断できません。神経の興奮を直接抑える抗てんかん薬など、専門的な処方薬が必要です。
Q2:ストレス発散のためにサウナや激しい運動をするのは逆効果ですか?
A2:逆効果になるリスクが高いです。サウナや激しい運動は急激な血圧変動を招き、頭蓋内の動脈拍動を強めて神経への刺激を悪化させることがあります。また、顔面の温度変化や発汗自体が発作のトリガーになる例も少なくありません。自律神経を整える際は、ぬるめのお湯での入浴や静かな環境での深呼吸など、血圧の乱高下を避けるリラクゼーションを選んでください。
Q3:顔が痛くて歯科を受診したら「異常なし」と言われました。次はどこへ行くべきですか?
A3:直ちに脳神経外科または神経内科を受診してください。三叉神経痛の第2枝(上顎)・第3枝(下顎)が刺激されると、まるで奥歯の根元が痛むように錯覚するため、歯科を受診するケースが非常に多いです。歯科で異常が見つからない段階で神経の専門医へ移行できたことは、不要な抜歯を防ぐ上でも極めて賢明な判断と言えます。