苛烈を極めたパラディ島と世界各国の全面戦争において、読者が最も固唾を呑んで見守ったのがコニー・スプリンガーの生死でした。数々の主要キャラクターが命を落とす中、コニーは見事に最後まで生き残り、戦後の世界再建を担う中心人物となりました。
しかし、その結末への道のりは平坦ではありませんでした。スラトア要塞での最終決戦「天と地の戦い」において、大地の悪魔の力とも呼べる「光るムカデ(ハルキゲニア)」が放った煙により、ジャンらとともに無垢の巨人へと変貌させられるという最大の絶望を経験します。同期のジャンと互いの肩を組み、「俺達はずっと調査兵団だった」「悔いはない」と覚悟を決めて巨人に変わるシーンは、読者の涙を誘いました。
だが、ミカサの手によってエレンが討たれ、始祖ユミルの未練が晴れたことで、世界から「巨人の力」そのものが完全に消滅。巨進化していたコニーは奇跡的に元の生身の人間の姿へ戻ることができました。戦いから3年後の最終回(第139話)では、アルミン、ジャン、ライナーらと共にヒストリア女王が治めるエルディア国との和平交渉に臨むため、世界連合の平和大使としてパラディ島へ向かう船上に立つ姿が描かれています。