日南総合運動公園の真の強みは、競技スポーツ専用のストイックな空間にとどまらず、地域住民の日常に寄り添うファミリーパークとしての完成度の高さにあります。その象徴が、広大な敷地の一角に広がる「わんぱく広場」です。
わんぱく広場には、宮崎特有の温暖な気候を生かした開放感あふれる大型複合遊具が鎮座しています。起伏に富んだローラーすべり台、ネットクライミング、幼児向けの安全なスイング遊具まで網羅されており、休日は未就学児から小学生までの子どもたちで終日賑わいを見せます。芝生エリアが贅沢に確保されているため、サンシェードやレジャーシートを広げてピクニックを楽しむ親子の姿が定番の光景です。遊具の周囲には見通しの良いベンチや木陰が配置されており、保護者が視線を切らさずに見守れる安全配慮が施されています。
また、夏季限定でオープンする日南総合運動公園プールの営業期間もファミリー層にとって見逃せないトピックです。例年7月上旬の海開きシーズンから8月下旬(学校の夏休み終了時期)まで稼働し、50メートル公認コースを備えた本格的な競泳プールから、小さな子どもでも足がつく浅底の幼児用プールまでを完備。民間のレジャープールが数千円の入場料を課す昨今において、公営ならではの数十円〜数百円台という驚愕の利用料で水遊びを満喫できる環境は、物価高に悩む子育て世代にとって計り知れない恩恵となっています。