歴史的に見ても、ペニスの寸法に関する研究は世界中で行われてきた。性科学の先駆者であるキンゼイ研究機関の初期データから、最新の国際性機能学会(ISSM)が発表した世界各国の比較メタアナリシスに至るまで、人種間によるサイズ差は一般に信じられているほど劇的ではないことが裏付けられている。
西洋人の平均値がわずかに数ミリから1cm程度上回る傾向はあるものの、統計的な重複部分は極めて大きい。日本国内の調査結果を世界標準に照らし合わせても、日本人の平均サイズはアジア圏のみならず世界的な標準分布の中に自然に収まっている。人種による極端な差異という幻想は、旧来のステレオタイプやポップカルチャーによって増幅された側面が大きい。