本州の有料道路とは異なり、通行料が完全に無料という点が訪れる者を心地よく驚かせる。全長3.54キロメートル。アクセルを踏み込むと、まるで海面すれすれを低空飛行しているかのような浮遊感に包まれる。中央部に向かってゆるやかなアーチを描く斜面を登りきると、目の前には太平洋と東シナ海が交錯する圧倒的なパノラマが開ける。
2026年の現在、現地を訪れる観光客の流れはさらに多様化している。ただ渡るだけでなく、車窓から差し込む日光の角度に合わせてドライブのタイミングを計算する旅慣れた人が増えた。潮の満ち引きによって海の表情は一刻一刻と変化する。干潮時には浅瀬のサンゴ礁が透けて見え、満潮時には深い藍色とエメラルドグリーンがグラデーションを織りなす。このダイナミックな景観の変化こそが、何度渡っても飽きさせない最大の理由だ。