日本国内のがん部位別死亡数において、依然として上位を占め続ける肺がん。国立がん研究センターが公表している最新の臨床統計データは、発見時の病期(ステージ)が患者の生命予後をいかに左右するかを酷なまでに示している。
厚生労働省の各種保健統計や診療データに基づく分析でも、病期がⅠ期(初期)の段階で治療を開始できた場合の5年生存率は80%を超える高水準を維持する。これに対して、遠隔転移が確認されるⅣ期に至った場合、その数値は10%台へと著しく低下する。早期発見・早期治療の徹底こそが、生命を救う最良の手段であることは揺るぎない事実だ。