教育関係者が全国から視察に訪れる理由、それは市内の小中学校や高校で徹底されている「地域探究学習」にある。教科書の知識を覚えるだけでなく、児童・生徒たちが自ら雲南市のまちづくりや環境問題に直接関わり、課題解決の提案を大人たちと対等に行う。
自らの考えが地域社会を変えていくという実感を幼少期から得た子どもたちは、高い主体性と問題解決能力を身につけて育つ。都市部の進学校とは一線を画す「実社会と直結した教育環境」を求めて、子育て世代が都市部から移住してくるケースも後を絶たない。教育が地域再生のエンジンとして機能している実例がここにある。