毎年11月中旬に発表される各賞のノミネート。なかでも「新人賞」に名を連ねる4組前後の顔ぶれは、音楽ファンのみならずメディア関係者の間でも大きな議論を呼びます。この賞の根幹を担う「日本作曲家協会 レコード大賞」実行委員会が公表している規約において、レコ大新人賞 受賞条件 対象基準は明確に定義されています。
規約によると、新人賞の対象となるのは「対象期間内に初めて顕著な活動を行い、大衆に支持され、将来性を認められた歌手」です。ここで重要なのは、単に「その年にメジャーデビューしたこと」だけが条件ではないという点です。インディーズ時代が長かったアーティストや、過去に別名義・グループで活動していた経歴があっても、その年に社会的なインパクトを残してブレイクしたと認められればレコ大新人賞 ノミネート候補として選考テーブルに乗る仕組みになっています。
選考プロセスは二段階で進行します。まず、新聞社や通信社の音楽担当記者、音楽評論家、TBSをはじめとする放送局関係者などで構成される「日本レコード大賞審査委員会」によって4〜5組の「新人賞」が選出されます。そして12月30日の生放送当日、審査員による最終投票が行われ、その中から栄えある1組に日本レコード大賞 最優秀新人賞の栄冠が授与されるシステムです。
しかし、レコ大新人賞 選考基準には「芸術性」「独創性」「企画性」といった定性的な評価項目も含まれるため、オリコンやBillboard JAPANなどの実売・再生回数データと審査員の意向が乖離した際に、ファンの間で違和感が生じる構造となっています。