レグルスの強さを語る上で外せないのが、強欲の大罪司教に与えられた権能「獅子の心臓(小王)」と「枚数の時を止める」能力だ。自身の時間、そして自らが触れた物体の時間を強制的に停止させるこの力は、物理攻撃や魔法といった既存の概念を一切無効化する。どれほど強大な攻撃を打ち込もうとも、彼の体に傷一つ付けることはできない。
それだけではない。彼が投げつける砂利の一粒、あるいは吐き出す息すらも、時間を止められた「絶対的な破壊兵器」へと変貌する。岩盤を豆腐のように切り裂き、いかなる防御術式も容易く貫通する暴力。最強の騎士ラインハルトをもってしても、能力の種が明かされるまでは決定打を与えられなかったという事実が、その絶望的な強さを物語っている。