レグルスは数多くの美女を「妻」として侍らせ、自らのコレクションとして誇示していた。だが、そこにあるのは愛でも絆でもない。彼の無敵の権能「獅子の心臓」は、自身の心臓を他者に委ねることで発動する。つまり、彼女たちは単なる「心臓の保管庫」であり、使い捨ての道具に過ぎなかったのだ。
妻たちの感情や意思を完全に無視し、微笑むことすら強制する支配体制。一つでも意に沿わない行動をとれば、迷わず命を奪う残虐性。自分は何も望まない「無欲」の聖者を装いながら、実際には他者の尊厳を一切認めず、すべてを所有物として扱おうとする。これこそが、彼が「強欲」の冠を頂く真の理由である。