かつて、美容整形の失敗は暗闇の中に隠されるものだった。しかし現在、X(旧Twitter)やTikTokでは、腫れ上がった目元や壊死しかけた鼻先を自ら晒すアカウントが急増している。なぜ彼らは、最も傷ついているはずの瞬間を世界に発信するのか。
「誰も助けてくれなかったから、晒すしかなかった」。都内在住の20代女性は、そう声を震わせる。大手クリニックでの糸リフト施術後、顔が引きつれ左右非対称になった。クリニックに相談しても「経過観察」の一点張り。絶望した彼女がSNSに写真を投稿すると、瞬く間に拡散され、ようやくクリニック側が返金と修正の話し合いに応じたという。SNSは、弱者が医療機関に対抗するための「最後の武器」になっている側面がある。